1999.2 ニュージーランド北島 釣行

ニュージーランド釣行記
釣行内容:ニュージーランド北島 ランギタキ川ドリフトボートフィッシング。
       WWA(ワールドワイドアングラーズ)の新規ツアー開拓の事前調査を兼ねる。
日程:12月11日(土)〜12月18日(土)
参加者:JFS 管会長、神川氏、和泉さん、私
     WWA 古目谷氏

12月11日(土)晴れ
 14時頃愛車で自宅出発。14時半に管会長宅、15時半に神川氏宅を経由して 成田空港に向かった。途中首都高の大渋滞に巻き込まれ予定よりは大分遅くなったが 成田付近の駐車場に18時頃到着。ここで愛車とは暫しお別れ。一週間で駐車場代は ¥9,000程だった。もっと安いところもありそう。3人で相乗りすれば、駐車場 代、高速代込みで、電車代より安く大変楽である。
 18:15 駐車場の送迎車両で送って貰い、成田空港第2ターミナル到着。 ここで、和泉さん、古目谷氏と待ち合わせ。全員集合したところで、ニュージーランド 航空にチェックインし荷物を預け、軽く食事を取った。神川氏と私は、早速ビール。 その後出国手続きを済ませ、いざ搭乗。ホントにNZ行くんだなぁという実感がひしひし と湧いてくる。

NARITA いざ出発

 20:55 離陸。眼下に日本の町の灯りを見ながら、しばし感無量となる。 しばらくすると、飲み物、機内食が出された。パーサーは英語で話しかけてくる。 他の人に話してる内容はなんとなく聞き取れるが、いざ自分に話しかけられると 頭の中が真っ白になり、何がなにやら。隣に古目谷さんが座ってて良かった。 しかし、出された物は全て平らげ、機内も暗くなり就寝。多少の興奮状態と、狭い 座席であまり眠れなかった。

12月12日(日)晴れ
 日本時間6時過ぎ、現地時間10時頃朝食が出される。時差は4時間ほどと少ない。
(ここから現地時間)
 11:55 クライストチャーチ到着。ここから、更に同機を乗り継いでオークランドへ。 眼下のニュージーランドは、牧草地が日本の田圃の様に広がっていた。その中を、良さ気な川が 流れている。意識はもう釣り場へと飛んでいた。
 14:30 オークランド到着。入国審査へ。ウェーダーなど厳しく確認されるのかと 思いきや、とくに問題なくすんなり通過。ここから、更に国内線を乗り継ぐが、出発まで 時間があるため、若干買い物&神川氏と私は、またビール。早く釣りしてぇー。
 18:30 国内線でバームストーン・ノースへ。
 19:35 バームストーン・ノースへ到着。ロッジからの迎えと合流し、いざロッジへ。
車はかなり古いトヨタのワンボックス。それにしても、NZは日本車だらけ。殆どといっても 良い。左側通行というのもあって、まるで日本を走っている感じ。道はひたすら真っ直ぐ。 途中ケンタッキーフライドチキンで夕食。神川氏と私は、またまたビール。
 22:00頃 宿泊予定のタラタロッジは今日だけ満員とのことで、代わりのロッジに到着。 目の前には明日からの釣り場ランギタキ川が流れている。ロッジは釣りで使う人は少なく、 ラフティングやカヌー客がメインの様子。 軽く飲んで、シャワーを浴びて(ぬるくて非常に寒かった)、明日の準備をして就寝。

12月13日(月)曇り時々雨
 7:00 朝食を済ませたところで、タラタロッジオーナーでガイドのスティーブン氏と 奥さんがやってきた。今日は、天気が思わしくなく雨が降り出すと増水し危険なため、 早めに下る予定とのこと。また、フライは、ドライにはまだ早くインジケータをつけてニンフ フィッシングであるという。
 さぁ、いよいよ釣り開始。ラフティング用のゴムボートに、スティーブンを含め計6名 (奥さんは我々の荷物を載せてロッジに帰った)が乗り込みいざ出発。それにしても、天気が 思わしくないのもあるが、予想よりかなり寒い。少し下ったところの最初のポイントで、全員 降りて釣り開始。ドキドキしながら、第1投。ロッドは、今回の為に作ったオリジナルテーパー のバンブー(8’6” #6)、フライは自分で巻いたヘアーズイヤーっぽい ウェイトたっぷりのニンフ。石裏のゆるい流れを過ぎた辺りで、すぐアタックしてきた、 インジケーターに・・・。ドライでもいけるのでは、と思ったがもうしばらくニンフで粘る こととする(ガイドに気をつかって、てのもある)。同じポイントを何度か流したが、出ず。 次に、一番良さそうなその奧の対岸よりを流すとすぐにインジケータが引き込まれ、更に ロッドにまでショックが来た。すかさず合わせると、強い引きを感じると共にジャンプ 3連続。「ヒットぉ!」、と叫んでまわりにアピールしたあと必死でやりとりする。 何度かソブリンのクリック音を響かせたあと寄ってきたのは、45cm程度のレインボー。 非常に綺麗なピンシャンである。しかし、一度ネットに収まったものの暴れた際にフックが ネットに引っかかりバレる。「まぁいいや、また釣れば」と初ヒットの安心感も手伝って余裕綽々 でほざいたのだが・・・。このポイントでは、私の一匹のみであった。
1BOAT 両岸が切り立ったランギタキ川。ラフティングで下りながら釣る。

 この後も同様に、ボートで下りながら良いポイントで降りて釣っていった。そして、何個目かの ポイントで、川がカーブして複雑に流れ込んでいる部分を流していたら、インジケータが引き込 まれた。合わせると、グンと重みが伝わってきた。「ヒットぉ!」、アピールは忘れずに やりとりを開始する。先程のよりは小さいが何度かクリック音を響かせ、今度は確実にランディング。 40cm程のこれまたピンシャンレインボー。軽く写真を撮った後、そっとリリースしスティーブン と握手。この後しばらく、私はスティーブンに「ベイビーキャッチャー」と呼ばれることとなる。 それにしても、野生のレインボーの引きは強く、ねばり強い。
1FISH ファーストキャッチのレインボー

 その後、ランチの少し前に管会長がピックアップした際にヒットし合わせ切れ(惜しい)となった 以外、夕方まで当たり無し。本日は、私がキャッチ1、バラシ1、管会長がバラシ1、その他の人 0の釣果であった。スティーブン曰わく、一週間前に大増水(5m程水位が上がったとのこと) し今も水量が多く、また雨で若干増水&低温により、状況的にはあまり良くないとのこと。
 釣り終了予定場所に到着したときには、河原にロッジの車(パジェロエステートワゴン、懐かしい) が既に置いてあった。奥さんが置いておいたのだろう。ゴムボートを河原に引き上げ、車に乗り込む。 私がドアを閉めた際に、バキっと嫌な音がした。おそるおそる見てみたが、ロッドは無事。なぁんだ、 と思ってよく見たら、ネットが折れていた。まぁ、NZ用に作った記念の物だし、魚もすくったし いいか。急な荒れた道を上っていくと、頂上はタラタロッジであった。非常に素敵な、いい雰囲気 のロッジである。夏だというのに、暖炉が焚いてある。もちろん、それで丁度良い気温なのだ。 冷えた体には有り難かった。座り心地の良いソファーに体を預け、神川さんと私は早速ビール。 それにしても、日が長い。夜21時でも、まだ明るい。明るくなったら起きて、暗くなったら寝る という暮らしが出来そうである。夕食時、スティーブンが後日オポッサムハンティングに連れてい ってくれるとのこと。釣れないことに、気を使ってくれたのかもしれない。有り難いことだ。 明日は雨で、川の状況しだいではランギタキ川での釣りは無理かもしれないらしい。
LODGE 非常に奇麗なタラタロッジ

12月14日(火)曇り時々雨
 7:00 朝食を取っていると、スティーブンがやってきて「バットニュース」だという。 やはり、昨晩強降雨があり増水していてランギタキ川での釣りは無理とのこと。 しかたないので、とりあえず濁りの出て無さそうな支流に行ってみようということになった。 車で何本か支流を見て回る。途中バンジージャンプが出来る橋を通った。高さ80m。スティーブン が上からデカイ石を落とすと、5秒ほどかかって川に落下。粉々に砕け散った。もちろん、今日は 雨と風でやってないが、後日神川氏と和泉さんがやると行っていた。私はまったく興味ないので、 2人が飛んでる間も釣りしてると断言した。
 何本目の川だったろうか。ようやく濁りの少ない川に到着。とりあえずやってみることにした。 川は二手に分かれていて、濁りの強い方を管会長、神川氏、濁りが少ないが浅い川を和泉さんと 私で釣り上がった。スティーブンは、和泉さんサポート&指導につく。私たちの方の川は、福島の 加藤谷川によく似ていた。よって釣り自体は日本の川そのままなので、お手の物。普段通り釣り上 がっていった。が、12時までやってスティーブン、和泉ペアに当たりが一回あったらしい以外 全くダメであった。途中雨も強くなり、管会長、神川氏ペアは、入って30分もせずに上がったと のこと。このまま粘っても仕方ないので、一旦ロッジに戻ってランチとする。 戻り途中、ランギタキ川の支流で濁りが入っていない川を確認し、午後はここでやってみることと した。また、明日もランギタキは釣りが出来なそうなため、古目谷さんが以前行って実績のある、 タウポ湖近くのオタマンガカウ湖に行こうということになった。
 13時ごろロッジに到着し、ランチ。神川氏と私はビール。15時まで休憩し 夕方先程の川に神川氏、古目谷氏、私で行くことになった。和泉さんは、ロッジ下のプールを スピニングタックルで、管会長はやらないとのこと。
 ベットでウトウトしていたところ、15時少し前になったらライフルを撃つ音が聞こえた。 多分神川氏とスティーブンがオポッサムハンティングの予行演習をしているのだろう。そろそろ 時間なので私も起きて行ってみたところ、スティーブンにライフルを渡され私も練習することに なった。スコープを覗いて十字を目標(空き缶など)に合わせて引き金を引く。初めてだったが 結構簡単なものである。22口径で反動も少ない。命中率は9割以上で、スティーブンは喜んで いた。どうやら神川氏は5割程度だったらしい・・・。
 15時、川に行く前に近くの町の釣具屋に明日用のライセンスを購入しにいった。 それにしても、全く予定してない湖に行くとは。こういう応用が聞かせられるのも、海外ベテラン の古目谷さんあってのことである。フライなども購入し明日の準備も万端となったところで 目的の川に向かう。
 スティーブンの知り合いの農場(周辺はみんな知り合いみたい)の中を 通らせてもらい、車止めまで到着。早速釣りの準備に取りかかると、何処からともなく農場の 牛が集まってきて柵の向こうでこちらににらみを利かせている。「なんだてめーら」と言わんばかり である。ユーモラスで楽しい反面、チョット怖かった。そこから急な坂道を下ると、川に出た。 今度はこれまでのラフティングとは違い、慎重に川に近づく。どうやらプールのライズを確認して いるようだ。いわゆるニュージーランドスタイルの釣りで、ドライで釣れそうな期待で胸が高まった。 対岸に渡り岩場を少し越えるとプールに出た。スティーブンのいつものポイントなのだろう。 慎重にライズを探していた。息を殺して待つこと数分。バシャッではなく、ディンプルライズでも ない、イルカが浮上してまた沈むようなライズがあった。しばらく様子をみていると、流れに 定位し繰り返しやっている。少し高台に上ってスティーブンが確認すると、どうやら数匹いるらしい。 早速やってみる。まず私がソラックスダンの14番をライズの少し上流にキャストするが、出ず。 暫くやったがダメなので神川氏と交代。しかし、バックは岩と木に囲まれていて、ラインを通す空間 が狭く、更にサウスポーの神川氏には不利な配置のため釣りにならず。再度私と交代。フライを コンパラダンの14番に変え先程と同じ所にキャストするがダメ。その後、下流で合わせ切れした という古目谷さんが来てもっと上流だとのアドバイスを得る。が、そうなるとキャストがかなり難し い。距離的にはどうってことないが、バックが。後方の障害物の位置を再度確認し、ラインを通す空間 を頭に入れ、慎重にキャスト。なんとかトラブルもなく、20ヤード強のポイントにきちんとターンオ ーバーして着水。「グットキャスト!」スティーブン、古目谷両氏の声が響いた後、フライがゆっくり 流れ始める。ティペットは3Xと意に反してかなり太かったが、かなり長目に取ったのでドラックフリ ーで流れている。しかし、ポイント終盤になってもアタック無し。ダメかと思い、ピックアップ体制 に入ろうとした矢先、ゆっくり浮上して魚がフライを銜えた。かなりスラックが出ていたため大合わせ したにも関わらず、感触がいまいち。合わせ損なったかと思いつつ、ラインを手繰り追い合わせをした ところ、ゴンゴンという重い衝撃と共に魚が走り出した。「おっしゃ!」と小さく叫んだあと、急に外 野が騒がしくなった。「やったやった!」「ビックフィッシュ!」・・・。多分ドライで来たので全員 興奮していたのだろう。リールでやりとりしろと言われるが、手元のラインが長くからんでしまってい る。スティーブンと古目谷さんで絡みをほどいてくれるが魚はじっとしてるわけもなく。ようやくほど き終わったところで、ブッシュ突っ込まれそうになりひたすら耐える。リールを巻いてる暇なぞない。 3Xだから多少無理効くからとしばらく耐えていると、フッと軽くなった。バレた・・・。ラインブレ ークかと思ったが、フックが折れていた。残念。ワイヤーが割と太いTMC102Yなので大丈夫だろ うと思っていたが、この針はゲープが急激に曲がってるため、その部分にストレスが集中するんでしょ うねぇ。ま、針折れならしかたないかと自分に言い訳しながら、非常に楽しい時間を送っていることに 満足していた。
2USHI ナンダ、てめーら!とでも言いたそう・・・

 その後、その上流を暫く釣り上がったが当たり無し。急坂をひぃひぃいいながら登り車に戻った。 帰り支度をしていると、なにやら携帯電話で話をしているスティーブンがはしゃいでいる。どうやら 和泉さんがビックフィッシュを掛けてばらしたとのこと。3回ジャンプして外れたらしい。まぁ、 型は普通らしいが、一番釣れる可能性の少ないと思われる彼女にヒットしたことに、スティーブンは ひたすら喜んでいた。
 本日の釣果は、私がバラシ1、和泉さんがバラシ1、古目谷さんがバラシ1、その他0であった。
 ロッジに着いて、神川氏と私はビール。その後夕食。今日の釣りと、明日の釣りで、話は盛り上が った。

12月15日(水)晴れ
 6:00 いつもより早く朝食を取りオタマンガカウ湖に出発。途中でランギタキ川を確認したと ころ、明日はバッチリ釣が出来る状態とのこと。ほっと一安心。それから車で2時間走る間、周りは ひたすらヒツジや牛の牧場だった。信号もほとんどなし。湖が近づいたころに見えた2つの大きな山 が、唯一見えた違う景色だ。あれは、富士山に似てる、いや阿蘇山だと言ってるうちにオタマンガカ ウ湖に到着。非常に奇麗な湖である。透明度も抜群。暫く見ていると、目の前でモゾっとライズ。大 きそう。つ、釣り釣り釣り。全員そそくさと準備開始。スティーブンがいつものボートを降ろし(バ スボートの様に牽引して運んできた)、いざ出発。めぼしいポイントで、古目谷さんと私はウェーデ ィングで釣るために上陸、他の方はボートフィッシングでスタート。
3OTA 奇麗なオタマンガカウ湖
3PAJERO ロッジのパジェロ。ボートを牽引して持ってきた

 釣り方は、フローティングラインにドラゴンフライ(ニンフ)で、遠投したあとは風や流れにまかせゆっくりドリフトさせる方法。 確かにトンボの成虫やヤゴが多い。何投目だろうか、かすかにアタリらしい感触があって合わせると、 ゴンゴンゴンと伝わってきた。ヒットォ!アピールは忘れずに。思ったより小さい。30cm強だろ うか。しばらく遊んでいると、ピンシャンのレインボーが寄ってきた。が、ちょっと遊びすぎてラン ディング直前にバラしてしまった。まぁ、また釣ればいいやと思ったのだが・・・。その後ランチま では、古目谷さんにアタリがあったのみ。水温12度にゴアテックスのウェーダーでずっと立ちこん でいたので、まぁ寒いこと。ランチタイムの暖かい珈琲が美味しかった。
 午後は、ウェーディングとボート組み交代しましょうということになったが、古目谷さんは大物のアタリが一度あったのでまた 同じところでやるとのこと。神川氏と私が交代となった。出船し、しばらくしたあと古目谷さんがフ ァイトしているのをスティーブンが発見。「ビックフィッシュ、ビックフィッシュ!」と喚く。長い ファイトの後キャッチしたのは、50cmのレインボー。ベテランの読みが見事に命中した瞬間であ った。よぉし、と全員やる気になったが。夕方までに、古目谷さんが30cm位のレインボーを2匹追 加したのみ。他はアタリすらなしであった。本日の釣果は、古目谷さんキャッチ3、私バラシ1、そ の他0 であった。
 帰りの車の中で、神川氏と私はビール。ロッジには、午後8時頃到着。夕食後、オポッサムハンティン グに出発。ロッジ所有の牧場内を車で徘徊し、見つけたら撃つという方法。収穫は、オポッサム3匹、 ラビット及びヘアーが数匹であった。菅会長と和泉さんは、可愛いのに可哀想を連発し、神川氏は、 一度殺してから発言しなさいと言い、私は、牛や豚は代わりに誰かが殺してるんだぞと言う、やかまし いハンティングでした。オポッサムは毛を利用するそうで、ヒツジの毛にまぜると良いセーター等の 素材になるとのこと。確かにオークランドで見たときは、オポッサムの毛が混ざってるものは高価で した。それにしても、日本では出来ない良い経験をさせてもらいました。
 明日はいよいよ釣り最終日。古目谷さんに、これで(今日の釣果で)追い付いたぞと言われたので 明日はまたぶっちぎりますよ、とのたまいてみましたが果たして。

12月16日(木)晴れ
 7:00 朝食取っていざ出発。天気も上々で、スティーブンはもしかしたらビックデーになるんじゃ ないかと言っていた(と思う)。
 初日に上がった、ロッジ下のポイントから釣り開始。ファーストキャストでいきなりインジケータが引き込まれた。 合わせも決まって「ヒットォ!」とアピール。が、しばらくファイトしたところでバレた。残念。でも、活性は高そう。 その直後、ちょっと上流で釣っていた古目谷さんにヒット。今度は無事ランディング。40cmのレインボーだった。 「そこ溜まってるよ」とアドバイスを得たので、早速同じポイントをやらせてもらう。2投目、インジケータが消えた。 すかさず合わせるとなかなか大物の感触が伝わってきた。しばらくファイト後無事ランディング。50cmのレインボーで あった。古目谷さんに写真を取ってもらった後リリース。うーむ。今日は釣れそう。このポイントはこれ まで。ボートで次のポイントに移動した。そこで、また古目谷さんがヒット。ランディングしたのは、 40cmのレインボーだった。直後、今度は私が同じポイントでヒット。ランディングしたのは、ちょっと 小さい35cm程度のレインボー。スティーブンにまた「ベイビーキャッチャー」と呼ばれる。ジョーク半 分、うれしさ半分といった顔で。そこそこ釣れてるので安心したんでしょうね。しかし、古目谷さんと私が 突っ走ってるだけで、その他の方はアタリすらなしとのこと。古目谷さんと、以後は釣れてない人をメイン にしましょうと話しながら次のポイントに移動。菅会長、神川氏がまず良さそうなポイントに入り、私はそ の下流、和泉さんはその上流、古目谷さんは待機。私は、アタリが大きいのでインジケータをはずして開始。 数投目ラインが止まった。すかさず合わせると大物の感触。すぐ下流がガンガンの瀬なので入られないよう に耐えたが駄目。流れにのられてどんどんラインが出されていく。といって、徒渉困難で下流に下れず。四 苦八苦しているところにスティーブンが駆けつけてくれた。二人で肩を組んで急流を横切る。ようやく河原 に上がり寄せに入る。そして、無事ランディング。50cm強のレインボーだった。スティーブンと握手。 「エンジョイ フィッシング?」スティーブンがうれしそうに聞く。「イエス」と答える。大満足していた。 このファイト中、和泉さんが40cmのレインボーを自分でキャストし自分で釣ったとのこと。良かった良 かった。
4CATCH 50cmのレインボーをキャッチ


 その後、バンジージャンプが出来る橋まで釣果なし。ここで、神川氏と和泉さんがバンジージャン プをする予定だったが、神川氏はここまでに釣れたらやるといってたが釣れてないのでやらないという。結 局和泉さんが一人でチャレンジ。このことで、二人は日本に帰ってももめていた。和泉さんが、バンジーを やってるあいだ、菅会長がカメラマン、その他はすぐ下流で釣りとなった。
 釣り始めて数頭目、スッとラインが止まった。合わせると毎度おなじみの感触が伝わってくる。しばらくファイトを楽しんだ後、ランディ ングしたのは、非常に奇麗な40cmのレインボー。明るいポイントだったせいも有り、ほんとに宝石の よう輝いていた。この様子を見て、バンジージャンプの見物をしていた神川氏がそそくさとすぐ下流のポイ ントに入った。私は更に下流で釣り開始。しばらくすると「ヒットォ!」と言う声が聞こえた。見ると、神 川氏がファイト中であった。4日合わせての初ヒットだけに、満面の笑顔でかなりはしゃいでいた。危なっ かしいファイトではあったが、無事ランディング。40cmのレインボーであった。写真を取ってあげて、 リリース。良かった良かった。この頃にはバンジージャンプも終了し、少し下流でランチとなった。ランチ はいつものサンドイッチの他にインスタントラーメンも出てきた。NZにもあるんですねぇ。ランチ後は、 スティーブンはまだノーキャッチの菅会長に付っきり。釣らせようと必死だ。途中、急流を渡ったため戻る のが危険なのでボートを移動してこいとの指示が、スティーブンから古目谷さん経由で私に。まぁ、ボート 漕ぐの自体は何等問題無いのだが、かなり急流だし・・・。と、ちょっと不安を感じたが、特に問題無く 到着。「イェーイ!」「OKー!」の歓声が上がる。すると、何故かスティーブンがそのまま私が座ってた 位置へ。しばらく私が漕ぐことになった。まぁ、これも良い経験。漕ぎながら、いつかどこかで同じような ことをやってるんじゃないかなぁ・・・、なんて良からぬ予感が過ったりした。
4BOAT 何故かボートを漕いでる私

 午後は、食いが渋くなり、しばらく全員ノーヒット。支流の流れ込みに来たとき、菅会長を連れて支流に釣りに行くとスティーブン が言い出した。なにやらドライフライでの釣りとのことであったので、私も同行させてもらった。その川は 2日目に神川氏、古目谷さん、私が入った川と同じで、その下流だという。流れ込みから、ライズを探しな がらボートを漕ぎ進める。ずっとプール状になっている。しばらく行くとライズを発見。菅会長が降りて キャストを開始するが、周りを木に囲まれて、かなりキャスティングが難しいポイント。バックも取りづ らく、振り返りバックキャストでシュート等するがポイントに入らず。そのうち、ライズがやんでしまっ た。また、ボートに乗り込み少し進むとまた同じポイントでライズ。今度はボートでかなり近づいている ため、ボートからそのままキャスト。見事ポイントに入った。魚はすぐにモゾっとフライをくわえた。 ヒット!スティーブンがはしゃぐ。暫くファイトしたあと無事ランディング。40cm強のブラウンであ った。会長の面目躍如といったところ。ほっとしたのも束の間、さらに上流でライズを発見。少しボート を進めたところで私にやれという。しかし、状況的にはちょっと待てよと言いたいところ。距離的には 20数ヤードありそうで、後方のスペースはかなり狭い部分しか空いていない。とはいえ、おまけで付い てきた身分なので取り敢えずそのままキャスト開始。案の定、右の枝に一回、左の枝に一回引っ掛ける。 でもあと1、2回やればポイントに確実に入ると思ったが・・・、戻ろうとのスティーブンの声。それから しばらく今度は「ミスターツリー」と呼ばれることとなる。本流に戻ると、神川氏が30cm弱のレインボ ーをキャッチしたとのこと。
 その後は、全員アタリ無し。期待したイブニングライズも無でストップフィッシング。ゴールには、奥さんが出迎えていた。 さっそく、神川氏と私はビール。全員ひとしきり喉を潤した後ボートを積み込みロッジへ。いつもの道を走りながら、この4日間を振り返りしばし感無量となった。
 本日の釣果は、菅会長キャッチ1、神川氏キャッチ2、和泉さんキャッチ1、古目谷さんキャッチ2、私バラシ1、キャッチ4 であった。
 明日は、出発前に和泉さん、古目谷さん、私がロッジ下でちょっと釣り、菅会長、神川氏は帰り準備等 となった。

12月17日(金)晴れ
 7:00 いつもの通りそして最後のロッジでの朝食を取り、いざロッジ下ポイントへ。川は前日より若干水位が下がっていて、なおさら好条件になっているように感じたが。 昨日ヒットしたポイント等一通り流してもアタリ無し。食いが渋いんだろうなぁと思って半分諦めていたが、古目谷さんは2匹のレインボーをキャッチ。どちらも40cm程。 何やら、今日は付場が変わっているとのこと。私もそう思ってあちこち流してみてはいたのだが。さすがベテランといったところである。和泉さんは残念ながらアタリ無しであった。
 5日間の総合釣果は、菅会長バラシ1、キャッチ1、神川氏キャッチ2、和泉さんキャッチ1、古目谷さんバラシ1、キャッチ7、私バラシ4、キャッチ5 であった。
 10:00 ロッジに戻り、出発の準備をする。その後全員で最後のティータイム。私は、お礼と感謝の意味と若干宣伝の意味を含めて、今回の為に作ってきたバンブーロッドを スティーブンにプレゼントした。大変よろこんでいただいたようで、早速暖炉の上に飾ってくれていた。それにしても、今回の釣行で川から湖までハードに使ったロッドだが、 まったく支障なく曲がりも出ず大変自信に繋がった。
5ROD 5ROD2 自作ロッドをプレゼント

 その後ロッジの牧場を見学。ヒツジや牛だけでなく、ミニ動物園の様に様々な動物がいた。ランギタキ川が一望出来るところ でシャッターを切る。グッバイ ランギタキ。絶対また来るぞ。
5RANGI グッバイ ランギタキ

 11:30 タラタロッジを出発。スティーブンに車でバームストーン・ノース空港まで送ってもらう。5日前に通った景色を見ながら、それはもうずいぶん昔のことの様に感じられた。 空港に到着。スティーブンと握手をし、ついに別れる。
 13:40 バームストーン・ノース空港離陸。オークランドへ。
 14:40 オークランド到着。バスでホテルへ。
 ホテル到着後、全員お買い物。みんな楽しそうに買い物しているが、私は何でこんなに人が多いんだ、車が多いんだ・・・、と早速憂鬱感が全身に。リハビリに時間がかかりそう。 その後、中華料理店で夕食。久しぶりに、懐かしい味に舌鼓をうつ。伊勢エビは、さすがに安くて美味しいですね。この席で、古目谷さんに「今度はクリスマス島に行こう」と誘われた。 どこに行っても通用する腕だとお誉めの言葉を戴き、あとは大物を数多く釣ればバッチリとのこと。すっかりその気になっている今日この頃であります。

12月18日(土)晴れ
 10:30 ホテルを出発しオークランド空港へ。到着後免税店でちょっとお買い物し、ニュージーランド航空に搭乗。
 12:30 離陸。眼下のニュージーランドを見ながら、しばし感無量となる。
(ここから日本時間)
 19:10 成田到着。駐車場のお迎えに乗り込む。駐車場には懐かしの愛車。帰ってきた実感が沸いてくる。荷物を積み込み、自宅へと車を走らせた。意識は現実に戻ったと感じた。 いや、どちらも現実なのだ。ここが東京であるというだけのことだ。自分に言い聞かせ、次回へ夢を託す。旅は終わった。

 ※今回のランギタキ川は、時期的にちょっと早く釣果はイマイチでした。実際は2月頃がベストとのことでその頃にはドライでバンバン釣れるらしいです。 近いうちにWWAに新規ツアーとして挙げられると思われますので、ぜひ皆さん行ってみてください。素晴らしい川ですよ。

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